追い求めるのは、美しさ。 溶接の技術を駆使した オリジナル製品づくり
溶接工2001年入社
初めての就職先で知った「溶接」。先輩の美しい仕上げを見て興味を抱いた
生まれは鹿児島県で、結婚を機に妻の実家がある長野市に引っ越しました。それまでは北九州市の会社に勤めていて、溶接以外にも機械関係、鳶職など5つくらいにわかれていました。入社してからまずは研修ですべてを経験したのですが、なかでも溶接がすごく面白かったんです。もちろん最初は上手にできませんでしたが、先輩の仕上がりを見るとものすごくきれいでね。こんな風にきれいに仕上げてみたいなという思いからスタートしました。そこからアーク溶接作業者の資格を取得。以来、ずっと溶接の仕事をしています。
社内の設計担当者が用意した図面をもとに、4人の社員で製作していく
私が担当している工場では、設計担当者が用意してくれた図面をもとに製品となる材料の切断から組み立て、溶接仕上げまでの一連を4人の社員で行なっています。主力製品は手摺で、お客さまの要望に合わせて製作していきます。当社がある長野市内では、長野県立美術館や長野市役所などの手摺の製作に携わりました。ほかにも宿泊施設、学校関係、別荘地にある個人の住宅なども手がけています。私が担当する溶接は、熱を加えて2つ以上の材料を溶かしてつなげる接合方法です。溶接の方法もいろいろあり、製品によって使い分けていきます。
扱うのは、すべてオリジナル製品。だからこそ毎回新鮮な気持ちで仕事に励む
理想とする溶接は、継ぎ目が見えず、でこぼこしていない仕上がりです。融接するときの電圧の調整などによって仕上がりは左右されていきます。これはもう、一つでも多く経験を積み重ねながら、よりたしかな技術を培っていくしか方法はありません。 当社で製作するものはすべてオリジナルです。最近では階段やスキー板のラックなども手がけています。だから飽きることなく、毎回新鮮な気持ちで仕事に取り組むことができています。これからもお客さまに喜んでいただける製品を作り続けていきたいです。
Massageメッセージ
ものづくりに興味がある人におすすめしたい、「溶接」の仕事
たまたま就職した会社に溶接部門があったことから始めた溶接の仕事。最初から「絶対にこれがやりたい!」と思って始めたわけではありませんが、気づけば溶接の魅力にはまり、美しさを求めて日々仕事に励んでいます。「自分が何に興味があるのかわからない」という人でも、普段から何かしらものづくりをしていたり、好きな人にはおすすめしたい仕事です。
また当社は明るい社風で、社長と社員の垣根なく話ができるのも魅力です。工場担当も日曜や祝日は休みなので、プライベートもしっかり確保したいという人にもおすすめしたいです。